話題のNFTゲームといえば『The Sandbox』、ですがNFT(代替不可トークン)ゲームをプレイしたことがない方は以下のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
「NFTゲームってそもそもなに?」
「The Sandboxを始めたいけどやり方がわからない」
「The Sandboxに出てくる用語が難しい」
そこで今回は初めてNFTゲームをするという方にも分かりやすく解説するので、これを機にThe Sanboxを始めてみましょう!
今回は、人気NFTゲームの「The Sandbox」を紹介しますね!
目次
そもそもNFTゲームとは?
仮想通貨などに利用されている、ブロックチェーン上に構築されたゲームのことです。
そのため、ブロックチェーンゲームとも呼ばれており、データの改竄やコピーができないことが最大の特徴です。
また、ユーザー間のアイテムの移動も簡単で、自分だけのレアアイテムを交換したり、高値で販売できることが、一般的なゲームとの大きな違いですね!
ゲームの遊び方としては、他のゲームと同様にスマホアプリやウェブブラウザで楽しむことができます。
従来のゲームはサービスが終了してしまうと、今まで所有していたキャラクターやアイテムはすべて消えてしまいますが、NFTゲームはブロックチェーン上にデータが保存されているので、サービスが終了してしまってもデータはユーザーの手元に残ります。
ゲーム内のアイテムなどが、現実世界でも大きな価値も持つようになったことで、新たなゲームの楽しみ方として世界中の人から注目されているんです!
The Sandboxとは?
では次に今回の本題である、『The Sandbox』について解説していきます。
『The Sandbox』とはEthereum(イーサリアム)のブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。
ユーザーはMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間上に土地(LAND)を購入することで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。
さらにユーザーは所有する土地(LAND)やアイテム、キャラクターをEthereumブロックチェーンによるNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。
最近では、日本の有名企業であるソフトバンクも出資しているほど、今後も注目されているモノです。
マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームですね!
The Sandboxの遊び方
『The Sandbox』は仮想空間内でキャラクターを操作して遊ぶゲームです。
定められたゴールや攻略順序がなくオープンワールドを自由に行動できることから、「砂場」をあらわす「サンドボックスゲーム」のひとつとされています。
身近なゲームだと、「マインクラフト」のようなゲームに近い感覚ですね。
The Sandboxでは、以下の方法でゲームを楽しむことができますよ!
LANDを所有する

『The Sandbox』は、「LAND」という土地があり、このLANDを個人が購入することができるようになっています。
このLANDは全部で166,464区画あり、1つのLANDは96m四方になっていて全てNFT化されています。
また、このLANDが複数個組み合わさった区画は「Estate」と呼ばれていて、ここではもっと大きな施設などが作れるようになります。
国内の大手取引所のCoincheckのNFTマーケットプレイスでもこのサンドボックスのLANDが売られています。
ただ、このCoincheckのマーケットプレイスでは、発売後すぐに売り切れてしまったようです。
その他の購入場所は、OpenSeaというNFTマーケットプレイスなどでも購入できます。
LANDの購入ついては下記サイトで解説しておりますのでご参照ください。図をたっぷり使用してわかりやすく説明しています。
ただ現在、このLANDは価格がかなり高くなっていてます。
それほど、人気があるというのがわかりますね!
LANDやEstateを所有することで、できる事とは?
以下のことが可能になります
- ゲームの未来を決めるガバナンス投票に参加できる
- LANDを貸してレンタル料を受け取ることができる
- 自分で作ったゲームなどを公開してマネタイズができる
- コンテストやイベントを開催できる
ガバナンス投票に参加できる
ゲームの未来などについて決める重要なガバナンスの投票権が与えられることにより、ゲームの運営に直接関わることができるようになります。
LANDを貸してレンタル料を受け取れる
LANDは持っていないけど、自分のゲームを公開したい!
そういった人などにLANDを貸してあげることによって、その対価としてレンタル料が受け取れるということです。
ただ、ここに関してはレンタルした土地で、自作のゲームを公開するときに入場料的なものを取ることもできるので、LANDをレンタルした人は、そのレンタル料よりも多くのお金を稼ぐことができるかもしれないといった仕組みになっています。
こういった現実世界に近いシステムをデジタル上でも可能にする事で、メタバースに繋がっていくというわけです。
自分で作ったゲームなどでマネタイズできる
つまり、入場料などのような形でマネタイズができるという事です。
また、一般的に公開するのではなく、限られた人しか参加できないようにすることもできます。
コンテストやイベントを開催できる
自分が主催者になることで音楽フェスみたいなイベントを開催したり、ゲームコンテストなど様々なことが自分の好きなようにできるようになります。
仮想空間で自由に遊ぶ

『The Sandbox』ではユーザーは、「Metaverse」と呼ばれる仮想空間内に自身のキャラクターを投影し、その中で謎解きやアイテム収集をするなど自由に行動することができます。
仮想空間は現実世界に非常に似通っていて、自宅にいながらもたくさんの景色を楽しめます!
キャラクターやアイテムの作成

ユーザーは無料ツールを使用して、ゲーム内で利用可能なキャラクターやアイテムを作成することができます。
『The Sandbox』のデザインは立方体を組み合わせた「ボクセルアート」と呼ばれるもので、デザインが苦手な方でも比較的簡単に自分だけの作品を作成することができるようになっています。
無料ツールで簡単に作成できて、遊ぶことができるのは魅力的ですね!
ゲームの作成

ユーザーは無料ツールを使用することで、キャラクターやアイテムのほかに3Dゲームを自作することができます。
ゲーム内で自分が作成したキャラクターやアイテムを使用することもできるんですよ!
自分の作品を出品する

ゲーム内で作成したキャラクターやアイテムはNFTとしてマーケットプレイスで取引することができます。
NFTゲームの醍醐味といってもいいですね!
The Sandboxの稼ぎ方の仕組み
『The Sandbox』は遊んで楽しむ以外にも、次の方法でお金を稼ぐことができます。
- 土地(LAND)を貸し出すことで不動産収入を得る
- キャラクターやアイテムをNFTマーケットで販売する
- ゲームやジオラマを有料で提供する
これらで仮想通貨のSANDを稼ぐことができます。
一番稼ぐことができるのは土地を貸し出し不動産収入を得ることですが、2022年1月現在は価格が急騰しており約3ETH(約100万円)と高額になっております。
NFTゲームであるため土地の上限(166,464個)はすでに決まっており、利用者が増えればさらに価格も上がることが予想できるので、実際の不動産投資よりは費用も安く、大きな利益を望める可能性は高いと思います。
「バーチャル空間のデジタル不動産」と言われる所以ですね!
The Sandboxの始め方
『The Sandbox』を始める際に必要なものは仮想通貨を管理することができる「ウォレット」のみです。
利用可能なウォレットは2022年現在「Metamask」と「Bitski」の2種類となっていますが、当サイトでは日本語に対応している「Metamask」の利用をおすすめしています。
初期設定は無料です。設定方法は下記サイトで解説しておりますのでご参照ください。図をたっぷり使用してわかりやすく説明しています。
ウォレットの作成が完了したら、以下の手順でゲームを開始します。
- ウォレットを使ってThe Sandboxのアカウント登録をおこなう
- ダウンロードページからエディターをダウンロード
対応機種はWindows(7以降)・Mac(OSX Mavericks以降)・Linuxのいずれかとなっているので、プレイ前に確認しておきましょう。
ゲームで利用する仮想通貨の購入・送金や得た仮想通貨の換金のために国内取引所を用意しておきましょう。
CoincheckはThe Sandboxだけでなく様々なNFTを取引できるCoincheck NFT(β版)を利用できるほか、取扱銘柄や取引ツールで高い人気を誇る取引所ですので、この機会に口座を開設しておきましょう。

とても簡単に始めることができますね!
アカウント登録
『The Sandbox』にアクセスしてアカウント登録をしましょう。
『The Sandbox』のトップページを開く
まずは『The Sandbox』のトップページにアクセスして、右上にある「サインイン」をクリックします。

新規アカウント設定する
右側の「MetaMask」をクリックします。

「MetaMask」のパスワードを入力し、ロック解除します。

E-mailアドレスとニックネームの設定
E-mailアドレスとニックネームの入力をします。

「MetaMask」の署名の要求がされますので、「署名」をクリックをします。
パスワードの設定
パスワードの設定をして初期設定は終わりです。
VoxEditのダウンロード
『The Sandbox』に使用するアバターを作成できるソフトです。誰でも無料で始めることができます。
『The Sandbox』のVoxEditページに移動して、「VoxEditをダウンロード」をクリックします。

The Sandboxに関するよくあるQ&A
最後に、『The Sandbox』についてよくある質問とそれに対する回答をご紹介します。
- 未成年でもプレイ可能か?
- 初期費用は?
- 日本語に対応しているか?
未成年でもプレイ可能か?
原則不可能です。
『The Sandbox』公式サイトによると、ゲームの対象年齢は18歳以上となっています。
ちなみに、LANDやアイテムを取り引きするために取引所に口座を開設しなければいけませんが、国内取引所は未成年の口座開設は原則許可されていません。
初期費用は?
購入する場合は2022年1月現在3.0ETH~(約100万円)。
『The Sandbox』をプレイするのに必要なのは、仮想空間上の土地となる「LAND」のみです。
LANDはOpenSeaやCoincheck NFTなどのNFTマーケットで購入することができ、その相場は2022年1月現在3.0ETH~(約100万円)となっています。
出品者によっては相場より高く価格を設定している場合があるので、購入する際は価格をしっかり確認するようにしてください。
LANDの購入が難しい場合はレンタルすることもできます。
レンタル料はオーナによってさまざまですが、購入するよりも安い金額でゲームに参加することが可能となっています。
購入に必要な仮想通貨はCoincheckに口座を開設して購入してみましょう。
日本語に対応しているか?
可能です。
『The Sandbox』は4ヶ国語に対応しており、日本語でゲームをプレイすることも可能となっています。
ただし、公式サイトの大部分は英語が用いられたままとなっており、安心してプレイするためには英語の知識がある程度必要です。
日本語のみでゲームを楽しみたい方は、公式のアップデートを待ちましょう。
『The Sandbox』のまとめ
今回は、NFTゲーム『The Sandbox』についてご紹介しました。
- 『The Sandbox』とは、イーサリアムブロックチェーン技術を活用したNFTゲーム
- ゲーム内で作成したキャラクターやアイテムをNFTマーケットプレイスで販売することで稼ぐことができる
- 『The Sandbox』のプレイにはLANDを所有している必要があり、初期費用が発生する
日本でも様々な企業がメタバースに参画しており、ますますNFT市場は盛り上がって今後の市場拡大に期待が持てそうです。
仮想通貨投資に興味のある方はNFT市場にもぜひ挑戦してみてください!